第3回 ミクニヤの杜竹林整備
第3回 ミクニヤの杜竹林整備

昨年(2024年)4月から、ミクニヤの杜で実施している竹林整備も3回目を迎えました。今回は、4月9日に行われた、竹林整備の様子をお伝えします。 東京支店新入社員研修の一環として、4月に入社した新入社員6名を含めた、ミクニヤ社員15名で作業を実施しました。また、今年度も引き続き、川崎市の職員の方々に、ご協力をいただいており、3名の方が作業にご参加くださいました。 竹林整備では、枯竹や傾倒竹の伐採、腐食した樹木の除去に加え、昨年の4月にも実施したタケノコ駆除を実施しました。
竹の伐採




初めに、新入社員へ向けて、竹の伐採方法と注意事項について、全体説明が行われました。説明を行ったのは、昨年入社した2年目の社員で、1年間の成長が感じられました。
説明後は、3グループ程度に分かれ、1人の新入社員に1人の先輩社員がつくような形で、協力しながら作業を進めました。
ここから、新入社員の作業の様子を、写真と共にお伝えします。竹を倒すことが新鮮なようで楽しんでいる社員、のこぎり作業に不慣れで苦戦している社員、伐採した竹を運ぶ作業に苦労している社員など様々でした。
各々、足場の悪い環境では細心の注意を払っていたり、竹を倒す際は声掛けをして、周りへ配慮したりなど集中して、安全に作業を実施できていた印象です。
作業は1時間程度で、ミクニヤの杜の小道から見える範囲を中心に行いました。 実施前と実施後の様子を写真で見比べると、整備の成果が一目瞭然です。竹は勿論ですが、倒れかかっていた樹木を整備したことで、光が差し込み、明るい杜になっていることが分かります。社員同士で協力し、スムーズに実施できたことで、1時間程度の作業でこのような変化を見ることができました。


竹林整備前後の状況(写真左:整備前 写真右:整備後)
タケノコ駆除



竹の伐採中、一足早くタケノコを発見している社員もおり、駆除作業は、その周辺で行うこととなりました。タケノコは地下茎でつながっており、周辺にも頭を出しているタケノコが複数ありました。川崎市の職員の方が、地上にむき出しになっている地下茎を見せてくださったため、どのように掘れば良いのか少しイメージができました。
タケノコの周りの土をほぐす作業は、土に根が張っている状態で、なかなか鍬が入り込まず苦戦している様子でした。また、発見したタケノコが非常に大きいことや、地下茎が深くにあり見つけづらいことから、掘り出す作業に時間を要しました。先輩社員の力も借りながら、新入社員で協力して、駆除することができました。
最後に
今回の竹林整備は、全体で2時間程度の短い作業時間でしたが、今までの作業経験や人手が多かったことからスムーズに作業が進み、小道からの風景がより綺麗になりました。また、前回の整備時と同様に空き缶など、ゴミの投棄を発見しました。非常に残念に感じましたが、定期的に整備を続け綺麗な杜を維持することで、ゴミの投棄防止にもつなげていきたいと思います。
次の活動は、昨年同様に秋頃を予定しています。秋の活動では、駆除しきれなかったタケノコが伸び、生い茂っている可能性があるため、作業人員をしっかりと確保して、実施したいと思います。
杜の小話 - ニホンヤモリの出現 -
私は、ミクニヤの杜の活動の際、毎回、記録担当として帯同しています。竹林整備の際に発生した、ちょっとした出来事をこちらでお伝えします!
竹林整備の作業中、1人の社員から、カメラを持つ私を呼ぶ声が聞こえました。すぐに現場に向かうと、社員と戯れる小さな生物がいたのです。
「ニホンヤモリ」です!タヌキの生息は、知っていましたが、新たな生物と出会うことができました。これらの生物にとっても過ごしやすい杜にするため、改めて、環境保全が重要だと感じました。引き続き、ゴミ回収をはじめ、保全活動に努めていきたいと思います。
東京支店 木村茉衣子
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